当社は2019年ユヌス・ソーシャルビジネスカンパニー認証を受けました。

株式会社六甲工芸社は、ムハマド・ユヌス博士(2006年ノーベル平和賞受賞、国連SDGS選定メンバー)が提唱する「ユヌス・ソーシャルビジネスカンパニー」認証企業です。

ムハマド・ユヌス博士(1940~)
バングラデシュ チッタゴン生まれ。米国の大学で経済学博士を取得。1974年の大飢饉による貧困の現状を目の当たりにし、バングラデシュの貧困撲滅のための活動を開始。1983年農村部の貧困層の自立を支援するために無担保小口融資(マイクロクレジット)を行うグラミン銀行を創設。同国の貧困軽減と平和構築に大きく貢献した功績がたたえられ、2006年にグラミン銀行とともにノーベル平和賞を受賞。国連や多国籍企業、大学などとともにパートナーシップを組み、日々世界中でソーシャル・ビジネスを実践し続けている。
ユヌス・ソーシャルビジネスカンパニーとは?

ビジネスの方法論を用い、経済的な持続可能性を実現しながら、社会問題を解決することを目的としており、利益の最大化が目的ではありません。

近江商人に有名な「三方よし」(売り手よし、買い手よし、世間よし)という言葉がありますが、ユヌス・ソーシャルビジネスの理念は、実はまさに「三方よしそのまま」といっても過言ではなく、日本人に元々根付いていた考え方に非常に近い、とも言えます。

株式会社六甲工芸社は「ものづくり」を通して、地域社会への寄与を目指して参りましたが、九州大学ユヌスソーシャルビジネスリサーチセンター様とのご縁を頂戴し、2016年より取り組んで参りました音楽会や、高齢者の方々の集い場「なんでもギャラリー」「手仕事処」などの活動が「ソーシャルアントレプレナー(社会的起業家…利益を優先するビジネスパーソンに対して、公益を優先することからパブリックパーソンとも呼ばれる)」に十分なりうるとご助言いただき、ご指導を得ながら、ユヌス・ソーシャルビジネスカンパニーに認証していただくに至った次第です。
今後とも、志大きく、地域の皆様とともに発展して参りたいと思います。

株式会社六甲工芸社の企業理念

当社は、以下の「ユヌス・ソーシャルビジネス」7原則を目指します。

1.事業の目的は、利益の最大化ではなく社会問題を解決することである。
2.財務的、経済的な持続可能性を実現する。
3.投資家は投資額を回収する。しかしそれを上回る配当は還元されない
4.投資の元本回収以降に生じた利益は、社員の福利厚生の充実やさらなるソーシャルビジネス、自社に再投資されること。
5.環境に配慮する。
6.雇用する社員にとってよい労働環境を保つ。
7.楽しみながら取り組んでいく。

当社外観(2017年8月移転後の新社屋にて)
2019年2月発行の神戸新聞に当社が企画する「なんでもギャラリー」が掲載されました。
「なんでもギャラリー」開催の様子
2019年11月 ユヌス博士をお囲みして